子ども
母方の血筋がみな割と短命というのもあって、なんとなく、自分もあまり長く生きないという可能性については常々考えてしまいます。必ずしも悲観的に考えているわけでもなくて、「永遠の命」というのはそれはそれで怖いと思っているので、限りある寿命の中で、それなりに楽しく生きていければいいな、と思っています。
一口にゲイと言ってもいろんなライフスタイルがある中で、僕は自分が子どもを持つ可能性についてはよく思いを巡らせていました。異性愛者のような、結婚相手との間に子どもをつくる、という想定ができない中で、どんな可能性、どんな選択肢があるのかということをいろいろ考えておりました。しかしながら、自分がそれなりに歳を重ね、少なくとも自分の遺伝子を残す、という形で子どもをつくる可能性についてはあまり考えられない年齢を迎えるにあたって、ようやくあきらめがついたというか、その可能性はないということに決着したように思います。養子をとるという方法などもあるので、その可能性を考え出すとまたきりがないのですが。
母が若くして亡くなり、父には過去のいきさつからいろいろ複雑な思いがある中で、ある程度の距離をもって接していたところ、最近は体調を崩し、長期の入院生活となっており、実家は無人の状態となり、いろいろな設備が壊れてしまっており、ちょっと人の住める状況ではなくなっています。実家周辺にはいろいろと現在進行系の問題が他にもあり、まあいずれはもう少し整理しなくてはならないとは思いつつ、あまり見ないように、先延ばしにしているのが現実です。
自身もおそらく人生の中盤は過ぎていると思われる中で、いろいろ体にがたが来たり、年に一度の行事を人生であと何回くらい迎えるんだろうというようなことをぼんやり考え始めたりと、現状、子どものいない人生を送る中で、着地点をいろいろ考えてしまうのですが、実際はなるようにしかならないのだから、あまりいろいろ考えても仕方無いとも理解しているのです。
まあなんかこうして文章にするとすごく暗いイメージが押し出されてしまいますが、日々の生活はそれなりに楽しく、まあ元気でやっております。
近況
あいかわらず季節感のない生活をしています。海外での勤務は4か国目になりましたが、もうなんていうか、海外で働いていること自体にはそれほど刺激を受けるでもなく、単なる日常になってしまったんですよね。今住んでいる地域は、気候に関しては間違いなく日本の何倍も快適です。しかしながら、昨今の円安、インフレ、治安の悪さなど総合的に考えれば、やはり日本ほど住みやすい場所は無いようにも思います。労働強度を考えると、今の生活を送りながら、時折休暇で日本に帰る、というのが現状ベストかと思い、もう少しは今の生活を続けるつもりです。
結婚もせず、子育てをするでもない中で、勤務国が変わる、ということだけはそれなりに大きなイベントではあるものの、総体としては毎日特に代わり映えのない生活を続けていて、特に海外でひとりで過ごす時間には、自分は何のために、何を目標に仕事をして、生きているのか、とかややネガティブに考えてしまったりして、季節感のある生活を憧れるのでした。
近況報告
ご無沙汰しております。近頃も相変わらず季節感のない生活をしていて、時間の流れをかんじにくくなってしまっています。気づくとあっという間に数年経っていますね。
アフリカ某国での任期を終えて、北米某所へ異動しました。環境も求められる仕事もかなり異なるので少々とまどっています。あんまり日本では働きたくないな、という気持ちは今もそうなので、海外生活はもう少し続きそうですが、当初の異文化への興奮、みたいなのは何年も海外生活続けているとだいぶ薄れてしまい、もはや単なる生活の場所となってしまっているので、純粋に「海外で暮らす」ということについてはなんやかんやで飽きてしまったのかも知れません。あんまり先のことは決めていないので、追々考えます。
とりあえずは、元気にしています、という近況報告をしておきます。
あけましておめでとうございます
アフリカ某国で年を越しました。なんやかんやあって、東京での仕事を終え、また海外での生活が始まっています。新型コロナウイルス感染症の影響で国境を越えることがいろいろ面倒なことになっていて、実際、アフリカにやってくるのも予定より遅れ、ロックダウンの中限定的に飛んでいた臨時便に滑り込んでなんとか辿り着いた次第です。
好きな時に移動して、好きな時に人と会うということがこんなにも長い間制限されることはあまり考えたことがありませんでした。日本で医師をしていた時は、そのブラック労働に縛られたせいで、人と会う約束ができないのがストレスで、果たして自分はこの仕事を一生続けることができるのかと思い悩んだものですが、今はまた別の理由で、好きな人に会いに行くことが難しくなっています。
テロの脅威が渦巻く某国での勤務を終え、アジアでの勤務中に、出勤途中に毎日近くを通っていた有名な仏教施設、いつでも行けると思っていたら中々行かなかったのですが、職場の先輩に、「平和だと思っていても情勢なんていつ変わるのかわからないんだから、本当に行きたいと思っているんなら、行きたいうちにすぐに行っておいたほうがいい」なんて言われたのを今になって繰り返し思い出します。
幸い元気にやっています。また好きな時に好きな人達と集まってワイワイできる日を楽しみに、今は今できることに向かい合おうと思います。
赤裸々
ごぶさたしております。海外数ヶ国で4年ほど働いた後、なんやかんやで今はまた一時的に日本におります。
僕がゲイであることの自覚をきちんと整理することができたのは、二十代後半とかなり遅かったのですが、そのきっかけの一つとして

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さて、最近、文春オンラインの特集を通じて
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家族
たいへんご無沙汰しております。
少し前には想定もしなかったような人生を送っています。
全てのきっかけは肉親の死に帰結するような、そうでもないような。とにかく大学医局という枠組みの外に出たことで、それまで予定調和的に歩んでいた生活からは抜け出すことになり、ある意味での自由の中で、海外で働くことを選んだのです。しかし、任国の治安の悪化から、急遽退避することとなり、しばし先の見通しがたたないまま流浪の身となっていたものの、ようやく新しい任国に落ち着き、今に至っております。現在はアジア某国でそれなりに忙しい日々を送っています。
仕事の場が日本の外へ移り、たまたまのめぐり合わせでそこを退避することになったり、今後もいろいろな国へ異動していく見込みであることを考えると、それはそれで変化のある生活であるとは言えます。しかしながら、その一方で、SNSなどを通して伝わってくる友人たちの、「人生の季節の移ろい」を見るにつけ、また改めてなんとも言えない寂しさと焦りというものが沸き上がってきて、頼るべき「家族」不在の将来に不安を感じはじめてもいるのです。
血縁ということにはそれほどこだわりませんが、子どもの成長を見守ることができるような生活がしたいという気持ちが、周期的に沸き上がってくるのですが、容赦なく流れる時と刻まれる歳に、焦りのようなものが年々大きくなっています。もし本気で望めば、異性の配偶者を得ることができる、というタイムリミットが間近のような、もう過ぎてしまったような。
まあ、自分の気持ちに嘘をついたり、相手に嘘をついてまで異性と結婚ということを望まないのですが、どうにかして、家庭と子どもを持つ生活を築けないか、とぐるぐる考えています。「結婚なんてするつもりはない」と言っていた友人や後輩たちも、気付けばあっさりと落ち着く所に落ち着いて、SNSに幸福な家庭の日常をアップしていたりするんですよね。
数日前に一時帰国しました。日本の友人たちと年を越した後、少しだけ実家に帰ろうと思います。皆様もどうぞよいお年を。
ごぶさたしております
メルマガはちょろちょろと書いていましたが、ここは本当に久しく放置状態になってしまいました…。なんかいろんなタイミングが僕の背中を押してくれた結果、なんやかんやで日本を飛び出して、今は遠い国で働いています。いろんな情勢のせいで、予定より早く任地を離れることになり、今はまた別の国へ異動する準備をしております。
また何かしらご報告することがあればここに書きます。とりあえずは生存報告に代えて。