同性愛

同性愛者のライフプラン

僕は、自分が同性愛者だということを理解する上で、当初、数パーセントの異性愛の部分を意識していました。しかし、今考えてみると、それは、結婚とか出産とかいう可能性を残す上で、自分の素直な感情に嘘をついていた部分なのかもしれないなとも思うのです…

同性愛の「治療」

同性愛を治療できるかという話。結論から言ってしまえば、僕は不可能だと考えています。ただし、それは同性愛を受け入れている一個人の単なる思いであって、治療できるものなら治療したいと考える当事者がいてもおかしくないとは思っています。重要なのは、…

第6回東京プライドパレード

http://parade.tokyo-pride.org/6th/index.shtml 去る8月11日(土)、第6回東京プライドパレードが行われました。これは、昨年までは「東京レズビアン&ゲイパレード(TLGP)」と呼ばれていたものです。性的少数者が社会へ存在をアピールし、差別や偏見をなくそ…

東京プライドパレード

今週末、8/11(土)は東京プライドパレードです。政治的にどうだとか賛否両論ありますが、僕にとっては唯一、ゲイとして一般社会にアピールする機会で、大切に思っているものです。 今年も救護スタッフとして参加します。当日会場にいらっしゃる方、よかったら…

同性愛者の権利

ごぶさたしています。 先日、あるゲイの友人と話していたのですが、その彼も、社会に向けて強く権利を叫びたいとか、そういう思いは無いらしいのです。僕らはどうあがいたところで、やはり少数派であることは確かで、多数派になることはありえません。僕らが…

パレードとか

しかしまあ、相変わらず「研究室」という名前の部屋でコーヒー呑んだり、ネットしたり、アイス食べたりしているという腐れ大学院生活である。まあ、一応、外来とか検査とか外勤はかなりの数こなしているので、一応労働しているという自負はあるのだけれど、…

東京レズビアン&ゲイパレード2006

http://www.tlgp.org/ 以前「東京レズビアン&ゲイパレード2006」について少し触れました。 http://d.hatena.ne.jp/deltoideus/20060419#p2 今年は8/12に開催決定。渋谷の街を歩く大きなパレードです。今年も参加の都合がつきそうなので、せっかくなのでボラ…

ウリ専

新宿二丁目ウリセン物語作者: 飛川直也出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2004/09/17メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 117回この商品を含むブログ (5件) を見るウリ専!♂が♂にカラダを売る仕事作者: 松倉すみ歩出版社/メーカー: 英知出版発売日: 2006…

東京レズビアン&ゲイパレード2006

http://www.tlgp.org/ 今年は8/12に開催決定だそうです。渋谷の街の中を歩く大きなイベントなので、目にしたことがある方も多いかと思います。まさか僕がここを歩くことになるとは夢にも思わなかったのですが、昨年、はじめてパレードを歩いたのでした。サン…

振られない、けれど

ゲイの多くは、ネット上で使うようなハンドルネームを、そのままゲイのコミュニケーションの中で使い続けることが多いようです。出会いの場としてネットを使うことが多いということが第一にあります。また、完全にカミングアウトしていない状況で、実生活の…

現在までのカミングアウト

また、しばらく間が空いてしまいました。話の流れとしては、 http://d.hatena.ne.jp/deltoideus/20060120#p1 の続きです。メルマガのバックナンバーが一番時系列がわかりやすいかも知れません。 http://blog.mag2.com/m/log/0000175084 さて、今までカミング…

カミングアウトブーム

だいぶ間があいてしまいました。僕の最初のカミングアウトの後の話を綴ってみます。 最初のカミングアウトがどう転ぶかというのは、その後の行動に大きな影響を及ぼすことになります。僕は幸い、カミングアウトによって関係をまずくした例はないのですが、中…

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。皆様いかがおすごしでしょうか。 おそらく多くの医者たちは、僕と同様元日には仕事始め、当直病院を転々と、という状況かと思います。それでも、僕は今年、運良く年末に少しフリーな日があったので、久しぶりに少し帰省しま…

初めてのノンケへのカミングアウト

さて、話が脱線しまくっていましたが、またカミングアウトの話題に戻ります。最初のカミングアウトを契機に、ゲイの友人をつくろうとして、今まで何も関係のないところに友情や愛情を育もうとしていく一方で、やはり、その時点で親しい友人との関係性に悩む…

出会い

若いゲイたちが、その有り余った時間を自由に使っているのが羨ましく、まさに人生を謳歌しているように思えたということの根元は、こういった、医者のプライベート事情によると思います。まあ、それでも多くの医者たちは、制限された自由の中でも、いろんな…

カミングアウトという契機

最初のカミングアウトというのはやはり大きなものです。その後のいろいろなきっかけになります。初めて他人に自分の性的指向をうち明けることで、それまで漠然とかかえていた不安、あるいは、本来罪であるはずなどないことなのに、宗教などの権威が、何故だ…

カミングアウトするべきか?

http://d.hatena.ne.jp/matsubee/20051124/p1 自分は、今はまだ隠し通すべきだと意見しました。これは純粋に、良心から出た意見です。まだまだ日本では、ゲイに関しての理解が足りない。高校生にとってそれを理解するのは、絶対に容易なことではないだろう。…

そして、カミングアウト

僕が初めて自分が同性愛者であるということを他人にうちあけたのは、研修医2年目の後半でした。それまでは、自分の性についてきちんと理解できなかったために、ゲイの個人サイトをみたりするのにも、何か後ろめたさを感じてしまったり、そこにメールや掲示…

カミングアウトの最初のきっかけ

同性愛者として生きていくために、重要なプロセスに、カミングアウトというものがあります。これは、本来、同性愛者が自分のセクシャリティを自覚し、それを受け入れ、その上で、自分のライフスタイルを確立していく過程すべてを包括する言葉です。転じて、…

自覚

僕が同性愛者であることをはっきり自覚したのは、医者になったあとのことでした。インターネット黎明期は、ゲイサイトといえば、「性欲」を全面に押し出したようなものが圧倒的に多かったように記憶しています。ゲイサイト、自覚以前から気になって、みては…

友情と恋愛感情

もう、だいぶ長いつきあいになる友人がいます。大学の後輩なのですが、先輩−後輩という関係というよりは、友人、といったほうがしっくりきます。すでにカムアウトしてありますが、それ以降も、つきあいは続いています。彼に関して言えば、カムアウトしたこと…

一般的知識

同性愛というのは、なにかと多難な道を歩んできました。正義をきどりながら、宗教や政治やいろんな思惑は、それ自体を罪とするような歴史を築いてきました。それによって、いわれのない罪悪感にとらわれなくてはならない人間がいるのです。僕にはそれを罪悪…

現在

いろいろと自分の中の気持ちのモヤモヤを解決しようとはしていましたが、当時はなかなか情報も手に入らなかったので、大学を卒業した、21世紀最初の頃の時点でもまだ、はっきりとしたゲイという自覚がありませんでした。それで、なんとなく、地方を拠点とす…

思春期

さて、僕のゲイとしての背景を簡単に綴ってみます。思春期以降、僕の最も苦手な話題が異性にまつわる話でした。今でこそ、ゲイだということをはっきりと自覚していますが、当時は混乱していたので、自分でもその理由はよくわかりませんでした。好みのタイプ…

はじめまして

はじめまして。delと申します。どこか別の場所で既に知り合っていた方々は、改めまして。別の場所で別の名前でものを書くことはしないつもりでしたが、なんとなく、書いてみたくなったので、しきりなおしてみることにしました。 僕は現在、とある地方都市で…